2009年3月11日水曜日

なにも書けなくなったペン先のインクの瘡蓋を紙に幾度も刺して剥がすんだ、黒が滲み出た時にはもうなにも書けなくなっていても、ただ真っ白な紙を汚してしまうように染みこんでゆくだけでも、僕は君たちに言葉を書きたくて、
、溶けてしまった砂糖がずっと珈琲を苦くしてしまうんだ、
男たちの煙草の灰が、また静かに誰にも知られずに、床に落ちる、床に落ちるんだ、落ちたその灰が焦がしたのはいつでも見えない大切なものだった、すぎてゆくんだ、冷めてゆくんだ、落ちてゆくんだ、終わってゆくんだ、そうやって、こうやって、僕は君の写真を壁に貼った、この世界では男の部屋の壁には女の子が張られてる、捕虜たちがシラミを洗い流す隣の女の捕虜たちを覗くために支払うのはタバコ一本で10秒だ、
今もこの時も君たちの胸がこの世に存在するなんて、君たちのあの瞳の輝き、君たちのあの身体の小ささ、君たちの腕、その肩幅、
手のひらの感触を超えて君たちの瞳の熱がずっと僕のなかに残ってる
身体的な接触よりも、瞳に燃える命が、君たちの瞳のなかに湧くリアルな希望の輝きが、水面でも粘膜でも宝石でもこの世の輝くすべてのものが持ち得ない輝き、乙女の女の子たちの瞳だけが輝かすことのできるリアルなキラキラ、まるで、まるで、君たちの瞳だけが君たち女の子への入り口みたいだった、甘く開かれた唇に指を入れても、完治しない永遠の傷口のあの粘膜が僕を包んでも、到達できない、瞳の入り口、君たちの心が波打ってる瞳の鼓動、瞳の輝き、輝き、月と太陽が交じった色で白い空に褐色の上がっている、まあ、ああ、ああ、君たちの輝き、あのねあのねわたしこんなに幸せなの!って騒ぐ女の幸福の騒音と、僕はこんなにも絶望しているんだ助けて助けてって喚く男の絶望の騒音が行き交うこの世界のなかで、すべてがかすれてゆくこの世界で、放した手よりも、放した瞳の名残を探してしまう、
光も音も通さない場所にまでだって、なにも到達できないその場所にだって届きそうなその輝き、
君たちだけが到達している、ああ、君たち乙女の瞳の航路!、僕の瞳ではなくどこかを見ていたその輝き、
あの輝きのきらめきのひとかけらでさえ、君たちの意志でもなくただただ輝いているのだとしたら!
ああ、ゆきたい、ゆきたい、君たちは向かうだろう、君たちの瞳の輝く方へ、君たちは向かってる、君たちはなにを見ているの、

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Dear Morning Musume。 君のキャワキャワをキャッチだぜ!