2010年2月20日土曜日

溜息だけが彼女たちへの相槌だと純粋な愛情に醒めたかのように沈黙のなかに沈んでしまう事の重大な過失には耐え難い居場所の無さに閉じこめられ彼女たちとの繋がりが断たれてゆく事を神経で悟ってしまいそうになる、考えてみれば、彼女たちと立ち向かう自分という存在はこんなにも風前の肉体と魂の継ぎ接ぎであって、あんなにも生物的に動物的に光へと躍動してゆく若い女たちのあらゆる恥を悪をもそのすべてを美しさへと昇華してしまう凶暴な生命の瞬きを一瞬だけでも食らったら最後、俺なんかは死滅してしまうはずだった、いや、文句は言わん、しかし、彼女たちの輝きをうれしい悲鳴だとは喉が裂けても言えまい、やはり、乙女の光ってものは凶暴なのだ、直視したら失明する光というものはたしかにこの世に存在する、自然発火現象なる現象が存在するなら俺は真っ先に彼女の瞳の点火で大爆発をしてしまわかなればいけない男なのだ、男たちは死滅しない程度にその光を浴びるが、どっちみち、いつかは殺されてしまうのではないかという開き直りにも似た延命本能で彼女たちとの直接の対面を避けたりさえする、れいなを愛する萌え友人がれいなの肉体が丸みを帯びふくよかさを醸していると言った、あまりに美しい事に青年がこんなにも強くれいなちゃんを愛してしまうという事が俺には青年の狂った愛情だけの仕業だけではけしてないだろうという事が目に見えるからだ、というのは、れいなちゃんは今、乙女の季節においてとんでもない大切な瞬間に居るようにしか思えないのだ、女の子というのは産声とともに産まれ落ちる瞬間のあとにも何度か産声を肉体と魂のなかで絶叫させ再び産まれる瞬間が幾度かあるはずだ、まさしく今、れいなちゃんからはその乙女の絶叫の産声が聞こえるのだ、そうなのだ、緊急事態なのだ、れいなちゃんに恋したあの青年の絶叫は完全に正しい、狂っているのは彼だけではないれいなちゃんの成長のその片鱗がまず乙女の花の狂気で吹き荒れているのだ、ただ彼にはそれが見えてしまいそれを魂で真っ正面から受け止めようとさえしてしまう、ただ今は、そうした事の認証とそうした現実とも真実とも呼べない不安定な彼女たちの鼓動の最前線を浴びてゆく事だけが今俺たちにできる唯一の事なのかもしれない、溜息に無限の言葉を野放しにさせて、俺は、俺は、彼女の外国愛好思考は内側から溢れいよいよ肉体の外へと飛び出してゆくだろう、彼女の爪のネイルは赤になったり黒になったりする、姉妹たちに突っ込みを入れる時も英語が自然と出てきたりする、ここまで話している彼女の仕草はどれも、彼女が思考して彼女が選んだ仕草だ、それが愛しいはずなのに、それ以上に愛しい彼女の無自覚の本能的な仕草もある、俺は、彼女が彼女を形成するあらゆる激情と緩やかな情熱とを同時に彼女に見出してしまうのだ、ほとんど彼女の肉体が記憶喪失のように自らの魂の在り方を忘れさってしまう瞬間にまで立ち会ってしまう始末、演劇だとかライブだとか表現者だとかそうした領域の話ではもう無い、その恐ろしさに怖じ気づき自分はそれでもただ、彼女に会いに行くことを選び続けるだろう、しかし、生身の彼女を目の前にした時に、彼女もただの一人の女なのだ、小さい身体に大きな瞳、等と平然とけりをつけて彼女へと親しげに語りかけるファンと呼ばれる奴らの見る目の無さには絶望する次第です、というもの、肉体と魂とが間近に接近したというその事実が、かならずしも彼女と自分との関係性の領域においては強烈な破壊作用としては働く事は俺には無いからです、むしろ、間近であの肉体と魂と瞳に出逢ってしまったからこそ手に触れ合う数十分まえよりも彼女が遠くに高くに君臨する事を思い知るのです、彼女の肩幅があんなにも小さいという事を知った後に新曲の彼女を見てみると、それはそのまま恐怖に変わるのです、まるで、まるで、彼女が美しい悪魔のように思えるのです、たかが人間の女であるはずの彼女の所在不明の乙女の全容の拡散しては中心に凝固してゆくあの液状なのか気体なのか魂の色もなにもかもがわからなくなる瞬間こそが出逢いと別れの繰り返しなのです、そうです、俺は彼女に会えば会うほど彼女がわからなくなる、一目惚れとさよならだけが永遠と彼女と俺をつなげてゆく、彼女は優しくなんてない、彼女は凶暴ですらない、彼女は、彼女は、

自己紹介

Dear Morning Musume。 君のキャワキャワをキャッチだぜ!