2009年1月22日木曜日

高橋愛 - Ai Takahashi

これはただのドラマじゃない。
燈馬想演じる中村蒼と二人きりで語り合い見つめ合う時の彼女の美しさに彼女自身きっと気づいてない。
瞳や肌や唇、肩から伝わる身体の振動も、彼女はある瞬間に澄みきって彼女そのものでしか息づかなくなる。
いつもそうだ、彼女は与えられる役目や世界を一心に撫でてゆく、けれど、ある領域でかならず、彼女は彼女そのものでそれらの向こう側で輝く、いつもそうだ、あなたはこの世界のなにかと対峙することで、あなたはあなたを見つけるように、とても自然なあなたになる。
こんなに胸が締めつけられるのは、あなたが、いつも、一定の乙女の領域に凝固せずに、揺れつづけているからです、あなたはあなたがわからないと言った、僕もあなたがわからない、あなたは、あなたの美しさは、あなたのその揺れ動く瞬間にある、謎解きも演技も、そんなものどうでもいいだなんて言ったら、あなたはきっと怒るでしょう、けれども、僕は、あなたが彼と見つめ合い語り合うその姿こそを見ていたくなる、嫉妬も絶望も怒りもあらゆる無様な感情よりも、あなたの、あの、瞬間の静けさや、透き通ってゆくようなその姿に魅了されてしまう、このドラマを見て、あなたが演技ができていないだとか、あなたの演技に対する批評をもしも耳にしたり目にしたりしたのなら、どうか、それは賛美だと思ってください、あなたは、たしかにある瞬間に演技の、ドラマの、その世界には存在し得ない存在になってしまっている、今にも息絶えようとするドラマの世界に息を吹き込むのもあなただ、そして、ドラマの息の根を止めてしまうのもあなただ、
今にも息絶えようとしている映画を女が救い出すようにあなたはこのドラマを救いながらもそして、その息の根を、あなたの輝きで奪うようだ、あなたが演じる事はあなたを愛する者にとってこれ程までに大切な事なのだと僕は思い知るだろう、あなたがあなたじゃないなにかを演じる時、あなたはあなたでしかなくなるんだ。
あなたが、与えられた役をただただ忠実になぞってゆくだけの存在だとしか認めようとしない多くの人間の眼は節穴だ。
あなたは役の狭間に他の誰よりも何かをそっとこぼしてしまう、それは、人間の、あなたの真の魂だ、人が他の誰かを演じるという行為が、途絶えることなく生きてこられたのは、そうした瞬間のおかげなはずだ、それも、あなたの場合、意識せずにそれは起きる、あなたはシンデレラにおいても罵倒された、ただ忠実に、シンデレラの役を演じているだけなのだと、つまらないと、あなたの横で他の妹たちが、鮮明な意識とともに役を大きく振り切ってしまうようなアドリブを演じるという事を支配していったその横で、あなただけは
完全な演劇において自らを露出する、あなたは他の何者かに大きく揺れ動く時にそっと自らをそこに出現させる、あなたはNYと呟くだろう、あなたは憧れを超えてしまう事がある、あなたは瞳が強く射抜くその先から大きく揺らいでいる、
あなたの歌声が歌詞の世界をただただなぞってゆくだけの存在だとしか見えないのならそれこそ

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Dear Morning Musume。 君のキャワキャワをキャッチだぜ!