2010年9月20日月曜日

会いたい、恋、愛、やつれてゆく、明日が在ることが怖い、生き始めたのはいつだっけ、友達はいなかった、だからずっと俳優やなんかの哀しげな男性が好きだった、でも、みんな死んだ、恋をした、初恋だった、命をあげた、僕は死んだのに延命した、生きながらえた、そして出会った、何年が過ぎただろう、彼女がコンサートの終わりに差し掛かったときにまだはじまって15分しか経っていないみたいだって言った、僕も君に焦がれて15分しか経っていない気がした、24歳の女性だものね、それにただの女性じゃない、そんなにかわいく美しいんだ、高嶺の乙女、だから僕は君を御姫さまにしてしまう、わがままな唇が好きだ、乱暴な視線も、暴力的な無関心も、会える時間が絶対に限られているね、チケがなきゃ会えない、会場がなきゃね、並ぼう、入札入札、当選、落選、だから君に会える日は毎日が特別だ、どうせ忘れる、掻き消されてゆく、惨い残響のなかに吸い込まれてすべてが無駄になる、愛情も金も時間も若さも才能も労働も肉体もなにもかもが突然に君をいらなくなる日がくる、上手に距離を保ちましょう、本気にしちゃだめよ、彼女はアイドル、彼女はもーむす、彼女は、彼女は、彼女は、見つめている時間が長いからまるでずっと一緒にいるみたいだって思い始める、勘違い、すべてが馬鹿げてく、狂ってく、かわいい呟く、好きだ呟く、歩く脚が君できょうを蹴る、媒体の密林で誰かが君の姿をばらまいた僕は死に物狂いで見惚れる、疲れる、肉体は若いのに、こんなにも若いのに、魂だけが怪我をする、アルツハイマーになってしまう若い女性の役を演じる彼女の劇を観にゆけば馬鹿みたいに彼女に惚れなおす、女の子と出会う術をあなたは間違えつづけてしまっているね、ええ、そうです、そうです、そうです、僕は女の子と出会っていないというのですか、そんな惨い宣告はよしてください、君は僕の名を知らない、僕の年を、僕の存在を、僕だけが一人で、はじまりもおわりも僕がひとりで、浸食されてゆくみたいだ、なにを望んでいるのかさえもうわからない、会いたい、なぜ、会いたい、どうにもならないのに、発展も終わりも望めない、瞳の事故みたいに交わった瞳に何の意味もないはずだ、一瞬の接触事故みたいに俺に向けられた彼女の瞳に意味はない、それを大事に焼きつけて彼女の瞳の虹彩に恋の愛の物語を装飾するなんて、潮時、潮時、会うたびにそうやって呪う、望んではいけない事を望んだ瞬間にはなればなれになってしまう事を授かってしまうんだ、愛されたいだなんて、誰も愛してほしくないだなんて、彼女について考える事のすべてが間違いを起こしてる、些細な香り、とらわれのみ、水蒸気に砂糖をふりかけて火をつけても俺には熱くなかった、君の肩幅が僕の胸には小さすぎるだろう、指先君の画像を撫でる、行方をくらました君のピンキーリングのきらめき、瞳の距離だけのシルバーライン、黒くなった髪、愛した瞬間に燃えさかって跡形もなく消え失せてしまえればいいのにずっと深く君という火種だけが内部に浸透してゆく、真夜中に溜息ですら無くなった声で女の子の名前を呼んでいる男のその声は誰にも聞かれずに闇に食われてく、命の輝きと純粋さが想像していたよりもずっと恐ろしい輝きで存在している事を知ったとき、その輝きに対抗できるのは壊れるくらいに愛してしまうその心音だけだった、でもね、ちっとも美しくない音なんだ、君に聞かせる事なんてできない、惨い酷い病気みたいに、君の輝きに一命をとりとめてどうする、なぜ、君の輝きに射抜かれた瞬間に身体が粉々に崩れ落ちない、なんでこんなに僕は丈夫なの、どうする事もできない、どうする事も、もう、どうする事もできない、君は美しく生きてくれ、輝いていてくれ、君が美しい事がこんなに辛くなるだなんて僕には想像もできなかった、理解もできない、ブログがはじまった、君が更新するたびにその文字から写真から君の仕草が香ってくる、ツアーがはじまった、君は君臨した、君は美しく強く勇敢にそれでもかわいく弱く乙女で子供で君の瞬間で溢れたすべての君だった、ドラマがはじまった、君の言葉にさえならない溜息や相づちや声の仕草が、恋人と話す君の声の残酷さその冷たい熱さ、こんなにも僕の世界が君で溢れてゆくのに、僕は君と10秒だって瞳を合わせる事もできない、10秒もお話できない、君は降ってくる、注いでくる、まるで太陽と月が監視を交代するあの瞬間に叫ぶ口車の闇黒を唯一墜落してみせる星の光みたいに君はこの世界に優しく息づく、広がる暗闇の色が黒から絶対の闇の白に滲んでついには透明に変貌してしまう頃には、燈台の灯火みたいに君の胸の香りだけが光ってくれた、幾度の夜、その夜、僕は無抵抗のまま君の輝きに、僕は君に漂流した、君の宇宙の浜辺に、僕に選択肢はなかったね、君を好いた瞬間からそうだった、君はやってくる、僕は君に君に到達できない、君だけが僕に到達して、僕は、僕は、君がかわいいという事にうれしくなって微笑みながら、君がかわいいという事がなによりも哀しい事のように涙をながしてしまう事に、わからない、君とどうやって、どうやって、時を過ごしてゆけばいいんだ、


勝ち目がない戦いならその肉体を放棄するか、魂の流出で路上を潤せ、飛び散る恋が靴底で物語りに安銭で輸血する、どこまでも行っても俺は人間の男でしかないんだ、精製できる愛情がこんなにも生暖かく人間味に溢れて狂気の息の根を潰しにかかって、男になろうとしてる、恋を、

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Dear Morning Musume。 君のキャワキャワをキャッチだぜ!