2010年9月4日土曜日

新たな振り付け

小春がこの夏に憶えた仕草を思い浮かべてみろ、この夏がこんなにも灼熱になる寸前に何度か動画で小春が俺たちに知らせてくれた、いや、便りと言うよりもほとんど無邪気な暴力に似たあのいくつかの動画での、ながく美しい四肢を小春がまだあんなにもおかしく踊らせる事ができているその光景を目撃してしまったときに俺は「娘。のダンスを踊らなくなったその華奢な身体の色めく内なる波動は決着を安易につけたがる噴火などでは無くずっと静かに小春をいつか突き動かす強い微動で小春を動かしつづけている」と絶叫しかけたのだし、「小春は果たしてなぜ絵里ちゃんへのメールであんな事を小春らしくなく口走ってしまったのか」と小春という存在があまりにも純粋なあまりにも無冠の心情でその身体で疼いてみせたそのわけを噛みしめたんだ。
夏が追伸すべきなんだ。

追伸

小春、動け、踊れ、

re 追伸

私たちも、動け、踊れ、

小春の肉体運動は、娘。たちのもとにかたくなにやってはこない小春の娘。の鼓動を、遠く離れたその肉体の動きだけで、それでも唯一、互いが同じ乙女種族でありつづける証明をただ輝かした、そして今もなお、小春のあの身体運動こそが娘。の真のおかしさと愛しさの底なしでありつづけ、かならず、その身体運動は娘。に必要でありつづける事を、小春の絵里ちゃんへのメールの文章を読んだ娘。愛者たちは誰しもが、小春の身体運動と絵里ちゃんの身体運動が共鳴発火するその光景を思い出しただろう、あの二つの乙女の凶暴な躍動は、そのどちらの運動も娘。を娘。なのだと思える事の最重要の運動でありつづけている。

小春の肌がどこまでも白く透けてゆくようだと歓喜して液晶を罵り抱きしめたあとにすぐさまれいなちゃんの肌に飛んだ俺がそのページで目撃したれいなちゃんの言葉はこうだ「

やっほぉ

今ダンス真っ最中ですわょん

今新しい振り付けつけておりマスッ


今日はなんか覚えるのが早いカモッ


やる気があるみたい



娘。で居るその身体の動きを娘。たちは幽閉しない、娘。たちがきょうなんて言う日にまで経過してしまったこの時間のなかで、まだ、未だに、その身体に娘。としての新たな振り付けを、その運動を宿してゆくその光景を思い浮かべれば嗚咽しない男など居るだろうか、何者かが娘。を想って娘。たちの運動だと創造しながら娘。たちに託すその運動が、娘。たちに捧げられ娘。たちがその四肢をその胴体を瞳を髪を香りを、汗を踊らせてみたその時に、この世界に新たな乙女の仕草が、その愛しい運動が生まれてしまうのだ、こんなに歓喜すべき運動誕生の瞬間があるだろうか、この夏にいったいどれだけの乙女たちが、横暴な最終形態に朽ちるような仕草を覚えていっただろう、さっきまで永遠に運動してゆくだろうと思われた愛しい仕草の終わりと引き替えに新たなおぞましく惑わす肉体の振り方を覚えてゆくその傍らで、娘。たちはいっさいの乙女で居る娘。で居る仕草を引き替えになどせずに、新たな運動を宿してゆくだろう、娘。としてのダンスの運動を宿すその時に、娘。たちは、娘。たちは乙女の仕草を生け贄に差し出したりなどしないのだ、むしろ、生け贄にするどころか、最終的には娘。たちの乙女の仕草が娘。で居るその運動を受け入れ姉妹だと認め許すのだ、娘。たちの乙女神経こそが娘。たちのあの原始的に乙女文明のその痙攣のもっとも美しい運動を司っているんだ、乙女が最期の仕草のように、まるで核兵器を所有する最期の一手のように、あの花の武器の仕草を覚える事とは別のあまりにも愛しく神聖な力によって、娘。たちはその身体に新たな運動を宿してゆく、そのなんて美しく魅惑的な躍動だろう、あの美しい身体が無限身体のように、際限なく美しくも野蛮で人間味の乙女味のある爆発運動を覚えつづけるだなんて、ガキさんのブログの写真によれば絵里ちゃんは髪を黒くしたみたいに俺には見えた、この事に言及している男が昨日俺ただひとりだけになってしまったのもきっと俺が無神経にすべての歓喜と絶望とを真っ先に口走ってしまう野蛮な男だからだろう、それでも、俺だけが幻を見ているのかと思えて何度もガキさんのページを訪れたが、絵里ちゃんの髪はやはりファッショナブルで間近で見た、あの絵里ちゃんの髪よりも黒くなっていたのだ、みなはあまりの事に、あの絵里ちゃんを見ても口を閉ざす事だけを選んだのかもしれなかった、自分はあの絵里ちゃんの髪の黒く透けるその色を見てしまったその時に、絵里ちゃんの愛しい覚悟を知ってしまったようで、いや、おまじないのようで、なにかとてつもない寂しさが襲い掛かってきたが、それよりも絵里ちゃんのあの娘。で居るその色のそのもののような明るい栗色のその、色が完全に消え失せてしまったとは思えなかった、なにか、絵里ちゃんの髪に埋もれていた娘。で居たすべての土壌が完全に混じりあってゆくような色に思えた、その証拠に暗い印象を与えていてもなおもずっとその色本来の色よりもずっと明るく見える、そうだ、絶対に、あの絵里ちゃんの髪の黒は喪服の黒になど絶対に似てはいなかった、たしかにガキさんの昨日のブログでは絵里ちゃんの髪が黒く見えていたがもしかしたらそれはあの一瞬だけだったのかもしれなかった、そうだ、絵里ちゃんの髪の色はいつも乙女心のもようのようにただひとつの色で居る事などなかったはずだ、その事だけは誰かが書かなければいけないと思った、例え野蛮だとしても。。。絵里ちゃんのあの髪の色は暗闇ではない、絵里ちゃんの心の炎が燃えさかる明るい色だ、絵里ちゃんの髪の色はいまだにずっと明るい、

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