2010年7月22日木曜日

01.Moonlight night ~月夜の晩だよ~



01.恐怖を抱いた乙女集団、不気味に美しい出現 0秒から数十秒間

狼の遠吠えと暗闇野郎の舞台暗転駆使美術展開の奥から娘。たちは、まるで人間の乙女の動きでは完全にないなにか別物である、不気味な微動を脈つかせながら、左右からふらつき存在を失効させながら出現してくる、それは霧のように不鮮明ではあるがたしかになによりも強く息づく8体の塊だ、あ、あれが愛ちゃんじゃねえの?、俺が認めた瞬間に、ステージのうえの不鮮明な影の塊の姿が一斉に愛ちゃんと化し咲き誇りはじめるが、姿を認めたはずの愛ちゃんは姿を現したその瞬間に、まるでステージの重力に敗北したかのように肉体の自由を略奪され失いながらに脚をついて動かなくなってしまうのだ、愛ちゃんが脚をついた。。。他の娘。たちも愛ちゃん同様に、ステージに出現できたその瞬間の自由と引換えに肉体の不自由に苛まれたかのように肉体が困惑しては氷固まって身動きを止めている、これはきっと、月から娘。たちが討ち入りにステージに降臨した瞬間を肉体的に現しているのだと思われるが、そうした肉体の動きの意味に対してのここでの娘。たちの応対の美しさは、笑ってしまうようなそうした肉体の運動の意味をどこまでも真意にマジに踊ってみせて、本来なら現実ではないその光景を、今まさに現実のものとしてその瞬間に誕生させてしまっている事の絶対的な美しさの証明だ、乙女の運動のフィクションをノンフィクションへと導くことができるのは娘。たちの娘。で居るその瞬間のあらゆる与えられ託された運動をなにひとつ疑わない心の決死からくるものだ、これは、娘。という集団がふざけた、あまりにもおかしななにかを演じるという状態を用いて歌詞を音を踊りを用いて空間をどこまでも歪ませて現実世界では起こりえないその美しさを今から創造してゆく激烈な亀裂のはじまりが起きた事を知らせるものだ、娘。たちはまず、舞台装置が演出し振り付けした世界の中から、どこまでも非現実の向こうから、俺たちの目のまえにやって来る、のだ、この春コンにおいて、我々に姿を見せる娘。たちが、娘。に纏ってはほしくないような、あのふざけたうさ耳や魔法のステッキやピンクのふわふわとホワイトのレッグウォーマーの衣装を身に纏っているという、この事がもっとも重要なことだ、それがはじまりだったのだ、横一列に静止していた娘。たちの姿を突然きらめいた暗闇によって完全に見失い、再び娘。たちの姿を見つけたときに、娘。たちはもはやなにかに打ち勝ったかのようにこれから躍動する肉体をスタートラインにスタンバイさせる強靭なポーズのようになにやら月のシルエットのまえで乙女陣造形を形成して、スタートのピストルの銃声が響くのを待ち構えている、そして、この曲のなかに娘。たちはぴょんぴょんとジャンプしながら溢れ散りながら広がってゆくのだ、この曲の隅々まで自らの熱を伝えてゆくように、まさに、曲という衣装という振りというすべての重力から鎧から逃げ出し打ち勝つかのように、

そして、

絵里ちゃんが


鎧をはずし鋭く舞う



願い宣言するかのように唱え歌うときに、その声の鐘は、今から娘。がすべてを娘。の力によって娘。と俺たちのリアルへと導きだしてしまう事の幕開けの歌声だった、




02.狂気の出生の息の根を抱擁する愛ちゃん

娘。に与えられたこの曲の出生を顕微思考開眼機に翳してみりゃ、この曲の骨格も肉も熱も鼓動も、そのすべての出生が娘。たちだって事に辿りつけるはずだ、この曲の狂気を娘。たちが歌っているこの光景の信じがたいブレの無さはけして奇跡でもなんでもないはずだ、それは、娘。たちの狂気から精製されたこの曲のなかに娘。たちはただ、故郷に帰省する乙女たちのようにどこまでも自然に舞い戻っているだけなのだ、その驚異!、その驚愕!、そのリアル!、娘。たちは自らが歌い踊るその曲を作曲作詞という人間的な力学以上の力で知らずのうちに創造しているのだ、1:23秒に到達した瞬間の愛ちゃんを見給え!、階段の中央に静かに立ち止まり「ドレスを纏い 可憐に舞う!」と、全体を見渡したその瞳の母性的な強烈な愛と自信に満ちた瞳の強度はどうだ、まさしく曲という子供に、ミルクを、愛情を、抱擁を与え、立派な存在へと誘う母親の力そのものじゃねえかよ!!!!!!!!!!!!!!愛きゅん!!!!!!!!!!!!狂気の出生が娘。たちに舞い戻ってくる、春コンのすべての音も動きも空気そのすべての由来は、由来は、故郷は、娘。たちだ、娘。たちは大いなる母なのだ、娘。由来、娘。、娘。


03.凶暴きゃわきゃわおこちゃまセクシーれいなちゃん

愛ちゃんが曲に母性で存在の許しを与えたその次の瞬間に、れいなちゃんが出現して、「みんなごらんよ わたしのセクシーダンスを」と、もう、その瞬間に大爆笑&泣いちゃうかも状態なワケですよ、やっぱりこうした歌詞をれいなちゃんが歌うという事は与えられた使命以上に重要な力として作用するのです、いや、たぶん、当初の狙いとしての作用とはもしかしたら完全に違う力なのかもしれませんが、どうにも、この瞬間に訪れる歓喜は、いよいよ、このれいなちゃんの歌声によって、この曲と娘。たちとの完全な出会いが巻き起こり、大抱擁大会と化すのです、あ、娘。たちとこの曲が今遭遇したのだなという瞬間のように思えるのです、点在していた娘。たちであるその要因のきらめきが、娘。たちが出現したその瞬間に一斉に点火されていただろう隠れたその瞬間が、誰にでもわかるかたちで、娘。たちの歌声と踊りのフォルムによって形有るものとしてそこに暴露されてしまうのだ、みんなごらんよと歌うれいなちゃんが出現した瞬間にはじめて俺は、ああ、ああ、れいなちゃん!!!と絶叫したのかもしれない、れいなちゃんのとんでもない動きはもうそれはとっくにあの狼の遠吠えの闇のなかではじまっていたはずのなのだ、しかし、そのれいなちゃんを見つける事のできなかったすべての人間でさえ、この瞬間に、とうとう、れいなちゃんと出会ってしまうのだ、

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Dear Morning Musume。 君のキャワキャワをキャッチだぜ!