2010年5月16日日曜日

高橋愛 - Ai Takahashi

白と赤のストライプの靴下を纏った彼女の脚のなんてかわいいかたちだろう、マリンスタイル!だなんて言うタイトルでとても弾んで彼女が文字を打ってる、文字を打ってる、打ってる、波打ってる、彼女の視線からでしか見ることのできないその視線で撮られた彼女の脚のいたいけなフォルムが俺をもう彼女から離れることができない事を思い知らせる、ライブではあんなにも優しく地上に降り立つために、あんなに高くジャンプするために乙女を見殺すように強靱に輝いていたその脚がこんなにもか弱く右足と左足が穏やかに寄り添いあってる、ストライプの境界線を越し、触れ合う彼女の足先、ほら、めっちゃ可愛ぃ!☆、可愛いの「い」を小さな「ぃ」だなんて乙女の仕草のように小さくする彼女のその文字を打つ時の指を想像するだけで俺は彼女からもう逃げられなくなる、その時の彼女のネイルは赤く護った指なのか、黒く挑発した指なのか、利伸を聴きながら彼女の上海での写真に見惚れている、彼女の睫毛、彼女にしては化粧が濃いはずだ、けれども、彼女の強い意思のような二重の曲線が鮮やかに日差しに浮き上がっていて、俺が見つめる事のできなかった俺の知らない時間の彼女が時間差で美しさをかわいさを連れながら俺の心にまで到達してくる時に俺はすべてを祝杯するんだ、俺は、俺は、彼女の名を呟きながらその二重を撫でる、俺は、彼女の新写真集の先行カットの載っている週刊誌を眠るまえにまるで子守歌に縋るように見つめる、彼女が下着のような水着を着ている、顔は横を向いてどこか失望しているかのように、この世界と、男、そう、彼女にその水着を着せているすべてに愛想を尽かし怒っているかのようにそっぽを向いている、俺はろだに上がっているその画像を落とし、液晶いっぱいに実寸に近づかせて映して、彼女の股の膨らみの最後からおへそへの距離を指の定規で測る、その短さと、その小ささに俺はいよいよ涙を抑え切れずに、美しい美しいと嗚咽する、彼女の美しさについて乙女の最後の迷宮に迷い殺されているようで恐ろしく悲しいがどこかでとても心地よい、彼女を思うことで俺に訪れる恐怖も絶望もそのすべてが俺を生かす、俺は、彼女の女の子について大きな誤解で身勝手に彼女を拒絶していたから、だから、だから、こんなに、こんなにもきょうの彼女がかわいい姿を見せるたびに過去の自分を呪いたくなる、けれども時間は戻せない、初恋が彼女だったらよかったのに、そんな風に願う事もある、もしもタイムマシーンがあって、時間を戻せたら、俺は、かつて心から愛した女の子の結婚を阻止するなんて事はもう願わずに、あの頃ほとんど無関心という拒絶でほったらかしにしていた彼女の昔の愛しい姿に恋をするためだけに戻るだろうなんて、そんな馬鹿げた妄想で俺は俺をあやしはじめるが俺はそれを許す気はない、結局、今なのだ、昔などもうどうでもいい、俺はあの頃の彼女に恋する事はできなかったのだ、いくらあの頃の彼女もかわいかったのだと昔から彼女を愛する男たちに罵られようが、俺は、ある瞬間にほとんど驚異的な奇跡とでも呼べる程の異常事態によって彼女に惹かれたのだ、あの頃の彼女の魔法には俺は射抜かれなかったが、今日の彼女の魔法には射抜かれているのだ、だから、俺は、こう言おう、23歳だからウサギの耳の衣装がもう似合わないかもだなんて言わないでおくれ、絶対にいつかの君よりもきょうの君がいちばん似合うんだからと、さあ、弁解は終わりだ、きょうから彼女について書こう、彼女と世界と俺の事を。

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Dear Morning Musume。 君のキャワキャワをキャッチだぜ!